RARP(Reverse Address Resolution Protocol)
・逆アドレス解決プロトコルと訳される。ARP(Address Resolution Protocol)とは逆に、MACアドレスからIPアドレスを解決するプロトコル。
・RARPはMACアドレスからIPアドレスを取得する。ARPとは機能が逆なので、Reverseと付いている。
・過去問では、「電源オフ時にIPアドレスを保持することができない装置が、電源オン時に自装置のMACアドレスから自装置に割り当てられているIPアドレスを知るために用いるデータリンク層のプロトコルで、ブロードキャストを利用するもの」とある。(H21NW午前 問11)
・実際の動作としては、RARPサーバに、MACアドレスとIPアドレスの対応表を保管しておきます。IPアドレスを持てない装置から、IPアドレスが何かというRARPのメッセージが来たら、IPアドレスを答えます。
rarp
sef4 
なんですかこれ?
いまどきそんな機器あるんですか?
それに、DHCPサーバでも、MACアドレスとIPアドレスの情報を管理できますよね。
確かにそうです。今は全く使われません。IPアドレスが持てない装置もほぼありませんし、RARPよりもBOOTPやDHCPプロトコルの方が、優れています。例えば、IPアドレスだけではなくで、デフォルトGWやDNS情報も答えることができます。なので、RARPというものがあって、ARPの反対の動作をする程度で理解しておけばいいでしょう。

Proxy ARP
最後はProxy ARPです。こちらもRARPと同様に、それほど重要ではありませんので、聞き流してもらって構いません。
仕組みは、ARPの代理応答を行うものです。たとえば、サブネットマスクを定義できない古いPCが存在する場合に使われます。

[PC1(古いPC) 172.16.1.1] --- [ルータ] --- [PC2(新しいPC) 172.16.2.1/24]

上記の図を少し補足します。古いPCはサブネットを定義できないので、172.16.1.1のPCはクラスBです。

ネットワークスペシャリストを目指す女性SEあれ? 
サブネットという概念がないので、172.で始まるIPアドレスは自動的にクラスB、つまりネットワークアドレスが172.16.0.0/16になるのですね。
そうです。よって、PC2(172.16.2.1)も同じ172.16.0.0/16のネットワークにいると考えて、ARPを投げます。ですが、実際にはルータでセグメントが分けられています。ARPはPC2には届きません。そこで、ルータが新PCの代理(Proxy)で古いPCにARPを返すのです。

5 

そもそも、IPアドレスとMACアドレスと2つを使っているからややこしいと思います。
どちらか一つにすればいいのに。
まあ、そうもいかないだろう。まず、L2レベルの通信はMACアドレスが無いとできない。MACアドレスは必須だ。しかし、IPアドレスが無しで、MACアドレスだけでのインターネットは不可能ではないかもしれない。だが、IPアドレスはシンプルな考えかたでルーティングの概念もわりと分かりやすい。2重管理になったとしても、あった方がいいのではないかと思う。