音声通信において重要なプロトコルであるRTPについて解説する。
音声通信では高速化のためにTCPではなくてUDPを利用するが、UDPでは問題がある。それは何でしょう。

難しいので、ヒントを。
TCPとUDPの違いとして、UDPはシーケンス管理(順序管理)をしないことがあります。
音声通信のようなリアルタイム通信において、順序管理をしないことによるデメリットは?
女性笑顔

これはわかります。
[こんにちは]と送ったデータが[んこにはち]のように、順番が滅茶苦茶になることですね。
その通り。
そうならないように、UDPで番号管理をするプロトコルがRTP(Real time Transport Protocol)。RTPの略をみるとリアルタイムのトランスポート層プロトコルとなっている。UDPでリアルタイムを実現するプロトコルという意味である。

図がRTPのプロトコル構造です。UDPと比較しています。
RTPの音声データ(ペイロード)サイズは、G.729であえば、20バイトなどになります。
ネットワークスペシャリスト_RTPフレームフォーマット
過去問(H22秋NW午前玉16不正解選択肢)では、「音声情報をリアルタイムストリームとしてIPネットワークに送り出す際のペイロード種別,シーケンス番号,タイムスタンプを記述する」とあるように、RTPヘッダにはシーケンス番号が記載されて、UDPであっても順序制御を行います。

RTCP(RTP Control Protocol)
過去問(H22秋NW午前玉16不正解選択肢)では、RTCPに関して、「パケットの欠落数やパケット到着間隔のばらつきなどの統計値のやり取りに使用する」とあります。RTCPは、RTCPの伝送特性、たとえばジッタやパケットロスを測定したり相手側に報告するときなどに用いられます。