若手社員から資格取得の相談を受けることがよくあった。個別に同じ説明をするのは面倒になったので、全社員を集めたの朝礼の場で、全員に説明をした。途中で上司から中断されてしまった。全員が対象の話しではないというのが理由だ。
 何かいい方法はないだろうか。
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関係ない人は、聞かなければいいだけなので、
全員に話をしても問題ないと思いますけどね。
たしかに、全員に同時説明するのは便利です。しかし、全員向けに説明している間は、社員は他のことをできません。社員同士で別の会話や仕事をしてもらったほうが効率的です。
 かといって、個別に同じ話をするのは非常にもったいない。そこで、希望者だけを集めて、その人たちだけに説明することが得策です。 
 この考え方がマルチキャストです。グループを作ってそのグループだけに配信するのです。

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3つの通信
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マルチキャスト
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でも、マルチキャストをしなくても、該当グループ全員にユニキャストすればいいでしょ。人間と違って、ITの世界なんだから、コピーするのは簡単です。
 小さいパケットならいいですが、映像などの大容量になってくると、帯域を大きく圧迫します。マルチキャストが求められるのです。
マルチキャスト

ネットワークスペシャリストを目指す女性SE笑顔 
じゃあ、海外にあるYoutubeなどの動画配信は
マルチキャストで配信されているんですね?
いや、実は違います。
ユニキャスト通信です。インターネットは基本的にマルチキャストパケットは通らないんです。
ユニキャストでもなんとか頑張れるというのと、CDNの仕組みも帯域圧縮には効果があります。
なので、マルチキャストのニーズというのはそれほど高くありません。使われているところといえば、たとえば大学などにて、ネットワークブート型のシンクライアント環境にて、端末のOSイメージ配信に利用されているなど、結構限られます。

ちなみに、IPv6IPv6では、ユニキャストの代わりにマルチキャストを使います。ただ、本来の意味のマルチキャストというよりは、ユニキャストの代わりとしてのマルチキャストです。また、マルチキャストは1対1のユニキャストと違い、暗号キーを共有することが難しいので、暗号化が簡単ではありません。マルチキャストはそれほど重要性の高い技術ではなくなってきているのが現状です。

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