IPv4と比べた特徴
(1)長さ
・v4が32ビット v6は128ビット
(2)ヘッダ
・ヘッダがシンプルに(IHL、ID、フラグ、フラグメントオフセットなど7つを廃止)
・v4のヘッダ 20バイト v6のヘッダは40バイト(IPアドレスが16バイトに増えているので、ある意味仕方がない)
・v6はヘッダが固定長(意味を確認中)
(3)機能
・モバイルIP
・IPsec対応(ESP、AH)
拡張ヘッダにて利用可能である。
・NAPTが不要になる。

過去問(H19NW午前 問25)にIPv6とIPv4の違いに関する出題があるので引用する。正解を導くだけでなく、他の選択肢がなぜ間違っているかも考えてみよう。
【H19NW午前 問25】
IPv6においてIPv4から仕様変更された内容の説明として、適切なものはどれか。

ア IPヘッダのTOSフィールドを使用し、特定のクラスのパケットに対する資源予約ができるようになった。
イ IPヘッダのアドレス空間が、32ビットから64ビットに拡張されている。
ウ IPヘッダのチェックサムフィールドを追加し、誤り検出機能を強化している。
エ IPレベルのセキュリティ機能(IPsec)である認証と改ざん検出機能がサポート必須となり、パケットを暗号化したり送信元を認証したりすることができる。
IPv6では、TOSフィールドやチェックサムフィールドはありません。また、IPアドレス空間は、128ビットです。
さて、正解ですが、エです。

IPv6におけるIPアドレスの設定
(1)手動による設定
 手動にて固定で設定する。従来、パソコンにて固定IPを手動で設定したのと同じ。
(2)自動で設定
 DHCPサーバからの取得
  IPv4と同様。ステートフルという
 DHCPなしで自動設定する
 ステートレスという。IPv6対応のルータからデフォルトゲートウェイやサブネットマスク情報を自動で取得する。過去問では、IPv6に関して「IPアドレスを端末に自動設定することが可能である。(H20NW午前 問27)」と述べている。

NGN回線への接続
NGNでは、IPv4とIPv6の両方のIPアドレスが割り当てられる。
NTTのフレッツスクエアネクストなど、NTT内の専用サイトに接続する場合はIPv6を利用する。
プロバイダと接続する場合は、さらにIPアドレスが割り当てられる。よってセッションを複数持つことになる。
また、IPv6のIPアドレスを払いだすプロバイダもある。マルチプレフィックス問題に発展している。

IPv6への対応
IPv6に対応しなければいけないものは何か。基本的に全てであるが、具体的に見ていこう。
(1)ネットワーク回線
線そのものはLayer1なので、IPv6だろうがIPv4だろうが関係ない。とはいえ、回線を提供するキャリアの網がIPv6に対応していなければ使えない。IPv6のサービス提供をうけ、IPv6のIPアドレスの払い出しを受ける必要がある。

(2)ネットワーク機器
ルータやスイッチ、家庭におけるIPv6対応ルータ、Firewallなどのセキュリティ製品。ほとんどの機器はかなり前からIPv6に対応している。なので、機器を入れ替えなくてもいいかと思う。ただ、設定変更は必要。IPv6の設定を入れなおす必要があり、全ての機器に設定するとなると、結構大変。IPv4とIPv6は混在できるので、便利ではある。

(3)サーバやパソコン
IPv4とIPv6はアドレスが違うため、NICを分ける必要があるか?とうと、そうではない。混在できるし、ほとんどがIPv6対応である。WindowsVistaなどの家庭用PCでも、標準でIPv4とv6のデュアルスタックが可能である。なので、設定変更だけでIPv6化できる。

GoogleはIPv6に対応したサイトを構築
http://ipv6.google.com
これは、IPv6でしか見ることができない。今のネットワークはほとんどIPv4なのだから、経路の途中はIPv4しかない場合も多いだろう。そこで、IPv4網をIPv6で通すためには、6to4によるトンネリング(またはカプセル化)を使う。

IPv6セキュリティ
ヘッダが拡張されていたり、変更されている機能部分で、IPv4とは違ったセキュリティを考慮するが必要になる。
より注意が必要という感じである。