NASとSANの違いを以下に整理します。

使用するケーブルの違い
・NAS(Network Attached Storage)はLANケーブル
・SAN(Storage Area Network)は光ファイバーが主(4Gbps・8Gbpsなど)で,iSCSIはLANケーブル

プロトコルの違い
・NASの転送プロトコルはNFS(Network File System: UNIX系のファイル共有の仕組み)やCIFS(Common Internet File System:Windows系のファイル共有の仕組み)です。
・SANはFC-SANの場合はFCプロトコルで,IP-SANの場合はiSCSI,FCIP,iFCPです。

ファイルの見え方
・NASはファイルサーバと同じと考えてください。Windowsでいう「マイネットワーク」上に現れます。
・SANで接続されたストレージは外付けUSB-HDDを接続した状態と考えて下さい。Windowsでいう「マイコンピュータ」上に現れます。

ファイル単位とブロック単位
NASはファイル単位・SANで接続されたストレージはブロック単位の読み書きというのを何かの本で読んだことがある人も多いでしょう。こう言われると何を言っているか分からないかもしれません。例を挙げて説明します。1Gのファイルの一部を変更した場合,NASでは1Gのファイルとして変更しますが,SANでは変更した部分のブロックのみの変更を実施します。
つまり,ブロック単位で処理するSANは高速です。
※そもそもSANからすると,ファイルという概念がないので,ファイル単位に扱えません。これは欠点でもあり,ファイル単位のアクセス制御ができません。

OS
・NASはWindowsやLinuxの汎用OS上でファイルサーバと同じように動くことをイメージして下さい。
・SANストレージは独自OSが搭載されています。ドライブの割り当てなどはNetAppなどの場合ブラウザベースで設定をします。