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そもそもなんですが…
なぜ、衝突検知が必要なんですか?
イメージがわきません。
全く関係のない話ですが、「イメージ」といえば、伊坂幸太郎さんのゴールデンスランバーを思い出します。
確かに、理解するうえで、イメージは大事である。
 もともと、イーサネットでは、つながっている全部の端末に信号を送る。その中で、自分に該当するフレームだけ受け取り、それ以外は無視するという仕組みで運用されている。なので、イーサネット上の誰かが通信をしているときに送信すると、衝突をしてしまう。これを回避する。

 この仕組みがCSMA/CD方式である。過去問(H27春FE午前問32)では、「CSMA/CD方式のLANに接続されたノートの送信動作」「各メードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ,使用中でなければ送信を行う。衝突を検出したらランダムな時間経過後に再度送信を行う。」と述べています。
 また、別の過去問では、「CSMA/CD方式では、単位当たりの送出フレーム数が増していくと、衝突の頻度が増すので、スループットはある値をピークとして、その後下がる。(H18NW午前 問40)」とある。
csmacd

 ただ、最近では、スイッチングHUBにより、CSMA/CDがあまり使われなくなってきた。

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それはどういう意味ですか?
スイッチングHUBは、該当するポートにしかフレームを転送しない。なので、そもそも衝突が起こらなくなってきたのである。

■以下は、参考である
CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection:搬送波感知多重アクセス/衝突検出)

流れは以下
1.事前に通信状態を確認
 搬送波を感知する。具体的には、電圧で感知する。
2-1.データが流れていない場合
 データを送信する。
2-2.データが流れている場合
 "フレームギャップ"時間だけ待ってから送信を行う。衝突が発生しないことを確認する行為のため、フレームとフレームの送信の間に一定時間のギャップ(間隔)を空ける。
3.衝突を発見した場合
 送信をしてコリジョン(衝突)が発見(CD:Collision Detection)された場合、ジャム信号にて衝突を知らせる。ランダムの"バックオフタイム"だけ待ってから再送する。
 ※フレームギャップとの違いは、フレームギャップは"衝突"ではなくデータが送信されないのを確認してからの時間。

という流れで、単一搬送路に複数端末からの通信を可能にする・・・・多重アクセス

・64バイトの最小フレームの送信にかかる時間を表すスロットタイムという考えも重要。ジャム信号の送信と受信側での受信は、スロットタイム以内に終わらせる必要がある。