■全般
・過去問ではSNMPに関して、「TCP/IPの環境で使用されるプロトコルのうち、構成機器や障害時の情報収集を行うために使用されるネットワーク管理プロトコル(H20秋AP午前-問60)」と述べている。
・UDP161と162を使う。
・コミュニティはpublicが一般的。本当は変えたほうがよい。ネットワークを流れるときは暗号化されずに流れる。
過去問(H23NW午後1問3)を見てみよう。
・監視対象となる機器は,SNMP v1/v2c 対応の機器を導入する。監視の対象範囲に[ カ ]名を付け,監視SVがこれを指定して,対象機器に問い合わせる。

[正解]
カ:コミュニティ

・Trapとポーリングは絶対に覚えましょう。※過去問(H23午後橘1)では、穴埋めでTrapが問われた。解答例は、最初のTが大文字で「Trap」)
snmp
・trapに関して過去問では、「ネットワーク管理プロトコルであるSNMPバージョン1のメッセージタイプのうち、異常や事象の発生を自発的にエージェント自身がマネージャに知らせるために使用するもの(H21NW午前2-17)」と述べられています。
・Simpleという名のとおり、プロトコルは単純である。SNMPマネージャとSNMPエージェント間のメッセージの種類は6つしかない。
・機器側ではMIB(Management Information Base)というツリー構造のデータベースを持って、問いかけに対して答えるだけというシンプルな動きである。仕組みが簡単なので、安価なSwitchなどでもSNMP機能を有することが多い。
・インテリジェントSwitchやSNMP対応Switchと書かれている場合には、SNMPの情報を持つことで、ステータス情報をマネージャとやりとりできる。

◆SNMPのメッセージ
シンプルと言われるだけあって、わずか5種のメッセージしかない
1)Get-Request
2)Get-Next-Request
3)Get-Response
4)Set-Request
5)Trap

■バージョン
・v1→v2→v3
・現在はv2が主流かな
・v2による改良点は、GetBulkRequestによる複数一括の処理など
・v1とv2の互換性は無い
・v3ではセキュリティが強化されており、コミュニティ名が暗号化されたりする(と思う)

■MIB
・管理情報をMIBと呼ばれるデータベースに保存する。
・拡張MIB(またはPrivateMIBだとおもう)により、独自の管理ができる。
・MIB1は144種、MIB2は171種のオブジェクトが定義されている。各オブジェクトはOID(ObjectID)で識別される。MIB2はMIB1に対して下方互換がある。

◆RMON(Remote Network Monitoring)
Remoteという言葉のとおり、遠隔から監視する。SNMPを拡張している。
MIBはある一点の情報を表示するのに対し、RMONでは点を線にして監視する。その結果、ネットワークの使用率なども管理できる。
RMON1はレイヤ2の情報、RMON2はレイヤ3以上の情報を持つ。

◆過去問より
過去問で、SNMPを理解するに相応しい出題があるので紹介する。正解以外の選択肢についても、なぜ間違っているかを理解してほしい。

【H18NW午前 問45】
TCP/IPにおけるネットワーク管理プロトコルであるSNMPに関する記述のうち、適切なものはどれか。
 
ア SNMPで定義されているメッセージは、マネージャからの要求に対してエージェントが応答する形式のものだけである。
イ SNMPは、UDPを用いている。
ウ エージェントからのすべてのメッセージは、マネージャの同一ポートに送られる。
エ マネージャがエージェントにアクセスする管理情報のデータベースは、RDBと呼ばれる。

 正解:イ