まず問題。TCPコネクション確立方式である3ウェイハンドシェイクを表す図はどれか。(H22NW午前玉14)
sway
正解はそれほど難しくないでしょう。
女性ハテナ
さて、なぜこんな面倒なことをするの?
3ウェイハンドシェイクをしなくても、通信はできますよね。
現にUDPはこれがありません。
(さきほどの答えはアです。)
かなりざっくりいうと、信頼性を向上させるためである。
TCPはUDPと違ってコネクション型なので、通信の前にコネクションを確立する。これが3ウェイハンドシェイクのフェーズである。セキュリティを高めるためにやっているわけではない。パケットをキャプチャすればこれらの情報を簡単に入手できるからだ(セキュリティの意味がないわけではない)。
一方的な通信を受け入れるのではなく、両者で確認メッセージを送り、しかも番号の整合性もチェックすることで、不正な通信を排除し、整合性の高い通信を可能にする。

◆シーケンス番号と確認応答番号
試験にあまり細かいのは出ませんが、両者の例は以下です。
、 SYN
 シーケンス番号 1000 確認応答番号 0 (Length 0)
□ SYN+ACK
 シーケンス番号 2000 確認応答番号 1001 (Length 0)
→ ACK
 シーケンス番号 1001 確認応答番号 2001 (Length 0)

・シーケンス番号は、各ホストが自分で管理している通番である。よって、コネクション要求元と要求先では番号がまったく異なる。
・確認応答番号は、受け取ったシーケンス番号にLengthを加えたものになる。意味は、「次に送信するシーケンス番号を伝える」ことである。ただ、3ウェイハンドシェイクのLengthは0であるが、1を加える。
・3ウェイハンドシェイクが終わった後の実際の通信では、以下のようにLengthの値が各番号に付加される。
、 ACK 
 シーケンス番号 1100 確認応答番号 2100 (Length 5)
□ ACK 
 シーケンス番号 2100 確認応答番号 1105 (Length 4)
→ ACK
 シーケンス番号 1105 確認応答番号 2104 (Length 6)

◆セッションの終了
女性腕組み

たしかTCPの場合、接続の開始だけでなく、接続を終了するときも同じような処理をするんですよね?
そうですね。
過去問(H19秋SW午後1問1)を見てみましょう。このように、FIN、ACK、FIN、ACKの流れでコネクションを終了します。
ネットワークスペシャリスト_3ウエイハンドシェーク
補足ですが、終了処理にはFINとRST(RESETの意味)の2つがあります。
FIN
 正常に終了する。3ウェイハンドシェイクの手順を踏んで確認応答も行う。
RST
 強制終了。確認応答を行わない。RSTを受信したホストは、その段階でコネクション情報を破棄する。たとえば、ブラウザを「X」で閉じてもRSTを送る。