イーサネット(Ethernet)上のPPPだからPPPoE(PPP over Ethernet)です。。ATM上のPPPも存在し、PPPoAと言います。従来のインターネット接続はPPPによるダイヤルアップ接続でした。PPPであれば、ユーザ認証ができるし、どれだけ接続したかの管理(課金管理)も可能です。ところがADSLやBフレッツのように、LAN(イーサネット)で接続する場合は、ユーザ認証ができません。
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たしかにそうですね。
HUBにつなげば誰でもLANを利用が使えますから、それと同じ理屈ですね。
そこで、ユーザ認証機能を持つPPPの仕組みを、イーサネット上でり利用するために、PPPoEが使われるようになりました。
 過去問では、PPPoEに関して、「シリアル回線で使用するデータリンクのコネクション確立やデータ転送を、LAN上で実現するプロトコル(H19NW午前問 37)」と説明しています。
以下の図を見てください。
まず、Bフレッツなどのインターネットの物理的な接続構成は以下のようになっています。
jpg3
パソコンはルータやONUを経由してNTTなどのキャリアの光回線に接続されます。キャリアでは、BAS(Broadband Access Server)というPPoEを受信する装置があります。PPPのときのRAS(リモートアクセスサーバ)と同じです。そこから、ISP(プロバイダ)に接続されます。
認証の流れは以下のようになっています。
PCは通信キャリアのBASにてPPPoE接続をします。PPPoEの設定で入力した「ユーザ名@プロバイダ名」(samon@isp-1.xxx)とパスワードを送信します。NTTのように、ISPのプロバイダが選べる通信キャリアの場合は、BASにて@以降のプロバイダ名を見て、プロバイダに認証を転送します。このときのプロトコルはRadiusです。ここで認証が許可されると、インターネットにプロバイダ経由で接続されます。
pppoe2

PPPoEの処理は、PPPoEサーバであるBASとPPPoEクライアントソフトで実現します。最近のOSには、PPPoEのソフトが入っていますので、ソフトを使っている感覚は少ないかもしれません。以前の古いOSでは、フレッツ接続ツールなどの、PPPoE接続用のソフトを別途インストールしていました。
IPアドレスは、固定で割り当てることおm、自動で取得することも可能です。ただし、この自動付与の仕組みはDHCPとは異なります。

・通常のフレーム
[宛先MAC(6)][送信元MAC(6)][タイプ(2)][  データ(最大1500)  ][FCS(4)]
※タイプフィールドにはIPを示す0x0800が入る。

・PPPoEのフレーム
[宛先MAC(6)][送信元MAC(6)][タイプ(2)][PPPoEヘッダ(6)][PPPヘッダ(2)][  データ(最大1492)  ][FCS(4)]
※タイプフィールドにはPPPoEを示す8863か8864が入る。
※PPPoE用のヘッダが入ることからMTUは1500-8=1492になる。

PPPoEヘッダのフォーマット
・バージョン(4bit)
・タイプ(4bit)
・コード(8bit)
・セッションID(16bit)
・長さ(16bit)