〔DNSラウンドロビン方式の検討〕
 E主任は, DC-Dについては, DC-Cと同様に,ルータ, FW, SLB及びWebサーバを設置することにした。Webアクセスを処理する能力は, DC-Cが約70,000セッション/秒, DC-Dが約30,000セッション/秒である。また, Webアクセスの分散については, DNSラウンドロビンを利用した分散方式を考えた。次に,E主任が考えた方式を示す。
・Webアクセスを処理する能力から, DC-CとDC—Dに対するWebアクセスの分散割合は7対3とする。
・WebサイトのURLのFQDNに対応するIPアドレスを10個準備し, DNS-Pの[ ウ ]レコードに登録する。
・仮想サーバのIPアドレスとして,10個のIPアドレスのうちの7個を[ a ]のSLBに設定し,3個を[ b ]のSLBに設定する。
・DNS-Sは, DC-Dに置くことにする。
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なんかよくわからない構成です。IPアドレスが10個もいるんですね。これはプライベートIPアドレスでもいいのですか?
いや。公開サーバなので、グローバルIPアドレスが必要だ。
このような問題は、読んでいてもなかなか頭に入ってこない。図に落とすのがよい。
仮想サーバのIPアドレスというのが厳密には明記されていないので想像が入っているが、まあ、以下のような図になるだろう。

2)pm1-1-2
SLBがグローバルの仮想IPアドレスを持つ。DC-CのSLBに7つ(1.x.x.1〜1.x.x.7)と、DC-DのSLBに3つ(2.x.x.1〜2.x.x.3)である。
通常,仮想IPと実サーバは1:nになるが、今回の場合7個のVIPと実サーバを7:nに割り振っているだろう。DC-Dの場合は3:mに振っていると思われる。

[Question8] DNSラウンドロビンの振り分け方式を説明せよ。


A8 DNSのクエリーに対し、DNSファイルの基づき、順番に回答する。負荷分散装置も無しでロードバランスできるという点では便利だ。負荷分散装置の故障に備えた二重化設計などもいらない。しかし、サーバ側の状態を確認しない。これが欠点でもある。この点が、後半にて問われる。
以下のURLも参照いただきたい
http://nw.seeeko.com/archives/50894650.html

[Question9][ ウ ]に当てはまる字句を答えよ。


A9 A
参考までに、AとはAddressのAである。

[Question10] [ a ][ b ]に当てはまる字句を答えよ。


A10 問題文には「DC-CとDC-Dに対するWebアクセスの分散割合は7対3とする」とある。よって、素直に、DC-Cには7個、DC-Dには3個である。よって、[ a ]にはDC-C、[ b ]にはDC-Dが入る。

[Question11] 上記のDNS設定を具体的に書け。


A11 先ほどの図で考えると、以下のようになるだろう。
DC-Cに偏らないために、2つおきにDC-Dを入れている。
www IN A 1.x.x.1
www IN A 1.x.x.2
www IN A 2.x.x.1
www IN A 1.x.x.3
www IN A 1.x.x.4
www IN A 2.x.x.2
www IN A 1.x.x.5
www IN A 1.x.x.6
www IN A 2.x.x.3
www IN A 1.x.x.7

[Question12] DNS-SをDC-Dに置く目的を,要件に基づき,40宇以内で述べよ。(設問2(2))


A12 問題文にある「DNS-Sは,DC-Dに置くことにする」ということに対する設問である。なぜ?と聞かれても、図を見たら明らかであろう。DNSサーバも分散しておかないと、DC-CがダウンしたらDNSサーバがなくなるからだ。
答えは、「DC-C障害時にもDNS-Sを使ってDC-Dでサービス提供を可能とするため」