〔WLCの動作モード〕
 今回の構成では,APがネットワークに参加すると, WLCとAPの間には,トンネルが構築される。そのとき, WLCは,次の二つのモードのいずれかで動作する。
 なお,トンネル化しても,データ量の増加は無視できる程度である。
.癲璽稗繊Ю楝鎧の制御用通信だけがトンネルを使用し,データ用通信は,ノート間で直接行われる。
▲癲璽稗臓Ю御用通信だけでなく,データ用通信も含めた全ての通信がトンネルを使用する。

 したがって,図1の構成でPC1からサーバ1へアクセスした場合,モードAとモードBのデータ用通信の流れは,図3のようになる。

pm1-2-3






 B君は,動作検証のため, WLCの確認テストを行うことにした。当初,B君は,WLCをモードAで動作させようとしていた。モードAなら, WLCが停止しても,当日中に復旧できれば業務上は問題ないと考え,冗長化構成は必要なしとしていた。しかし,モードAでテストを行ったところ,一部のPCが無線LANを使用できないとい
う問題が発生した。ベンダの説明によると,A社では,無線LANに認証VLANを組み合わせて使用しているが,モードAでは認証VLANをサポートしていないとのことであった。したがって,A社の環境では, WLCをモードBで動作させる必要があることが分かった。

Ciscoにしても、Arubaにしても、メジャーな無線LAN製品は全てWLCを経由する。この問題文の言葉で言うとモードBである。

[Question4] 図3のモードB動作時のデータ用通信の流れを,解答欄に示せ。(設問2(1))



A4 この問題も、素直な問題だ。WLCを経由させればいいだけだ。
 L2SW1 → L3SW1 → WLC → L3SW1


[Question5] モードAで動作中にWLCが停止した場合,無線LANを使用中のPCはどうなるか。データ用通信の流れに着目して30字以内で述べよ。(設問2(2)) 



A5 これも素直な問題だ。
試験センターの解答例は「データ用通信はWLCを経由していないので,影響はない」


[Question6] 上記(2)のPCは,再認証が必要になる場合がある。その事象を二つ挙げよ。(設問2(3))



A6 この問題は「再認証」である。なので、新規の接続は含まない。
問題文には、「接続時の制御用通信だけがトンネルを使用」とある。データ通信ではなく、既存のPCが再接続をするケースを考える。
これは難問というか、他の問題に比べると難しい。
試験センターの解答は以下。2つ目はなかなか出てこないだろう。
・PC再起動
・ローミング
ローミングとは,PCの移動によって,別のAPに接続しなおすことである。