〔WLCの冗長化とDCへの設置〕
 ベンダの説明を踏まえて,情報システム部内で対応方法を検討した結果,既存の認証VLANの仕組みを変更できないので, (1)WLCをモードBで動作させること, (2)その場合はWLCを冗長化すること, (3)冗長化の投資を行うなら本社のAPも一元管理することの3点を決定した。
 B君は, WLCをBCに設置する構成のままでは問題があると考え,DCに設置する構成で設計をやり直した。新たな設計に基づいてテストを行い,問題がないことを確認できたので,冗長化されたWLCをDCに設置する構成で運用が開始された。

[Question7]  WLCをモードBで動作させる場合に,冗長化構成が必要となる理由を,その動作に着目して30字以内で述べよ。(設問3(1))


A7 よく分からない問題だ。試験センターの解答例は「WLCの障害時に無線LAN経由の通信ができなくなるから」であり、当たり前すぎて答えにくかったかもしれない。

[Question8] WLCをモードBで動作させ,本社のAPも含めて一元管理する場合に,当初B君が計画した構成に対して検討を加えるべき性能要件がある。その性能要件を二つ挙げよ。(設問3(2))


A8 この問題はなかなか良問だ。全通信がWLCを経由するわけであるから、管理するAPおよび端末が増えれば、WLCへの負荷が増える。また、回線の帯域も使用が増える。
試験センターの解答例は「WLCの処理能力」と「広域イーサ網の帯域」

[Question9] WLCをBCに設置する構成の場合に生じる問題点を,40字以内で述べよ。(設問3(3))


A9 本社無線LANの通信もBCを経由し,BCの広域イーサ網の通信量が増加する。

[Question10]  WLCをDCに設置することで,上記(3)の問題がどのように解決されるか。30字以内で述べよ。(設問3(4))


A10 本社からDCへの通信が,BCを経由しなくなる。

最後の2問も、決して難易度の高い問題ではないが、きちんと理解できているかが試される良問だと思う。さすがIPAの試験である。