ホストに実装するアダプタであるCNA (Converged Network Adapter)は,拡張イーサネットに対応するとともに, HBA (Host Bus Adapter)とNICの両方の機能を備えている。

インターフェースについて、軽くおさらい。3種類を整理しよう。
NIC(Network Interface Card)
 通常のLAN(イーサネット)で使うRJ45のポート

HBA(Host Bus Adapter)
 FC(Fibre Channel)用のポート。H(Host)とあるように、ホスト(サーバ側)の形状を指す。
参考までに写真のリンクを貼っておく。
http://www8.hp.com/jp/ja/products/adapters/product-detail.html?oid=5294068
たしか、FCだけでなく、SAS(Serial Attached SCSI)の場合もある。

CNA(Converged Network Adapter)
 Converged (集められた)という言葉のとおり,FC用のインタフェースであるHBA(Host Bus Adapter)とNICを集め,一つに統合したもの。1個のアダプタでHBA(Host Bus Adapter)とNICを兼ねることができる。
こちらも参考となる写真のリンクを貼っておく。
http://www8.hp.com/jp/ja/products/adapters/product-detail.html?oid=5158435

CNA がもつこれらの機能は,0Sからはそれぞれ別のインタフェースとして認識され,別のMACアドレスが使われる。CNAを使うことで,ストレージとのI/0用のFCフレームを,イーサネットフレームにカプセル化して転送することができる。

〔【3】イーサネットを使用したSANのデータ転送〕
 FCoE (Fibre Channel over Ethernet)は,拡張イーサネットを使用してFCフレームを転送する技術である。FCフレームをカプセル化して転送するフレームのイーサタイプには, FCoEを示す値が設定される。


女性ハテナ
フレーム構造はどうなっているんですか?





フレーム構造に関しては、この問題の後半に述べられている。それを参考に、通常のイーサネットフレームとの違いがわかるように図化した。データ部分は、通常のイーサネットより大きい。標準的なFCフレームは,24バイトのヘッダ+2112バイトのペイロードで構成される。このフレームを(分割せずに)取り扱う必要がある。

PM2-1-1















 FCoEを使うためには, FCoEに対応したインタフェースを備えたスイッチ(以下, FCoE-SWという)が必要になり,さらに,FCSW (Fibre Channel Switch)に相当する機能を実現するFCF (FCoE Forwarder)をFCoE-SW上に実装する必要がある。 FCによるSANは,複数のFCSW及びFCoE-SWによるネットワーク(以下,FCファブリックという)となる。

[Question4]  FCoEスイッチに通常のイーサのNICやFCの接続はできるのか?



A4 DCBは従来のイーサネットの拡張(Enhanced)なので、従来のLANは使える。ただ,DCBは10Gbps以上の通信なので1000BASE-TのLANのポートでは使えない。相互互換の製品は出てくるかもしれない。FCのポートをもつ製品はふつうに存在するし、この問題でも図5にてFC接続部からFC対応ストレージに接続されている。