クラウドのメリットデメリットは,自社開発型,パッケージシステム,クラウド(およびSaaS)の3パターンで比較することができます。ビジネス・キャリア検定試験にこの点に関する出題がありました。

問題1
 SaaSについて従来からある自己開発ソフトウェアやパッケージソフトウェアの導入と比べて,その特徴を整理しなさい。次に,SaaSの適用業務の例を1つ挙げ,その利点を具体的にまとめなさい。更に,効果的に導入・運用するために行うべき事柄について箇条書きで示しなさい。
(※平成20年度前期 ビジネス・キャリア検定試験問題 経営情報システム 1級 より引用)

メリット
メリットの例は以下です。
・高品質:自社開発に比べ,品質の高いアプリケーション。クラウドだから高品質というわけではありませんが、結果的に規模の経済性なども踏まえて、現実的にはこうなっていると思います。また、AWSなどでは連携するサービスがとてもたくさんあります。これは、クラウドでしかできません
・短納期:開発期間がなく,すぐに利用可能
・柔軟性(および拡張性):季節的な需要増大などに対し,即座にスペックの増強が行える。逆に規模を縮小したりサービスをやめることも簡単。(⇒あまった資産の処分にも困らない)
・価格:初期投資だけの観点では,確実にコストメリットがでる。数年間のTCOは別。ただ、たとえば、企業が自社に設定しているWebサーバやサーバなどを、クラウド上に設置します。自社でサーバを買うよりも、価格が安くなるのでしょうか。必ずしもそうとは限りません。ですが、サーバの電源費用、空調、場所代、運用者による人件費など、トータルで考えると非常に魅力的な場合があります。
・容易性:システム管理者不足でも構築,運用可能。運用負荷の軽減
・どこからでも利用可能
・物理的なスペースが不要
ネットワークスペシャリストを目指す女性SE指差し 
エコポイント制度では,セールスフォース・ドットコム社のSaaSが利用されたと聞きました。何千万単位の人が使うシステムがわずか数カ月でできあがったのは,クラウド上のプラットフォームを活用したからだそうですね。また,利用期間が短かったから,トータルコストはかなり安かったらしいです。
また、非常に大きなシステムが必要だったのですが、買ってしまうと、エコポイントの仕組みが終わったときに、無駄な設備になってしまいます。クラウドであれば、いつでも止められます。

デメリット
・(機能の)柔軟性:自前で構築するに比べて,柔軟性が低い。カスタマイズが行いにくいし,他システムとの連携も行いにくい
・セキュリティリスク:外部に企業情報や顧客情報を預けるため,セキュリティが気になるところである
・インターネットが切断すると、何もできない

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