(1)再配布とは
経路情報の再配布とは,たとえば、OSFPの経路情報をBGPに通知することです。
異なるルーティングプロトコルでは、経路交換ができません。よって、再配布することで、経路情報を異なるルーティングプロトコルにも伝えるのです。
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最初から同じルーティングプロトコルを使えばいいのでは?
現実的はそうはいかない場合もあるのです。たとえば、社内はOSPFを動かしていても、WANに関しては、他社であったり、使用するWANサービス(IP-VPN網は基本的にBGP)の制約などから、ルーティングプロトコルが混在することは少なくありません。
 Ciscoルータにおける設定例をご紹介します。以下は、RIPの経路情報をOSPFに再配布(redistribute)する場合の設定例です。
Cisco(config)# router ospf 1
Cisco(config-router)# redistribute rip
RIPとOSPFでは、最適は経路を判断する基準であるメトリック(コストやホップ数)が違います。よって、実際の設定では、再配布する際のメトリック値をどうするかなどの設定もします。でも、基本的には上記のように「再配布する」、というシンプルな設定です。

(2)再配布時の注意点(H29NW午後橘3で出題)
複数のルータで経路の再配布を行うと,経路情報がループしてしまうことがあります。以下はループするイメージを掴んでもらうために、簡略化した図で説明します。(実際にループするのは、もう少し複雑な状況です)
 左側のネットワークではOSPF、右側はBGPが動作しています。R4のルータに着目してください。R4は、サーバの経路情報を持っています。それをR2に伝えます。(図 法これにより、R2は「サーバと通信するにはR4へ送ればいい」ということを知ります。R2はeBGPによるサーバの経路情報をOSPFに再配布してR1に伝えます(図◆法R1は、「サーバと通信するにはR2へ送ればいい」ということを知り、この経路情報をR3に伝えます(図)。この情報がR4に再配布して伝わります。えます。結果的に、R4は、「サーバと通信するにはR3へ送ればいい」という情報を持ってしまいます。
redistribute
  
ネットワークスペシャリストを目指す女性SE下向き 

変ですね。R4では、すぐ右にサーバがあるのに、
R3に送るという経路情報をもらうんですね。
そうなんです。再配布を繰り返すと経路がおかしくなりますね。そこで、再配布された経路を再配布しないという当たり前の経路制御が必要になります。 

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