負荷分散装置は、ネットワーク上にどう構成するのでしょうか。一つは、ネットワークのインライン上に配置する方式です。もう一つは、DSR(Direct Server Return)方式です。
インラインで配置する方式の場合は、往路と復路の両方でLBを経由します。一方のDSR方式では、フルスペルの通り、また、DSR方式は,応答パケットをサーバ(Server)に直接(Direct)返信(Return)する方式です。よって、往路と復路が異なります。
 (1)インライン上に配置する方式
 この方式であれば、SSLを終端したり,HTTPヘッダを挿入したりするなど,様々な処理が行えます。この方式の動作は次のとおりです。
 PCが送信した要求パケットは,LBが受信します。
 LBは,振り分け先のサーバに要求パケットを送信します。
 サーバは応答パケットをLBに送信します。
 LBは応答パケットをPCに送信します。
(2)DSR方式
 DSRは、直接(Directに)パケットを返信(Return)します。この方式の動作は次のとおりです。
 PCが送信した要求パケットを,LBが受信します。
 LBは,振り分け先のサーバに要求パケットを送信します。
 サーバは応答パケットをPCに直接返信します。
この方式の利点は、スループット向上が期待できることと、LBが故障してもDNSの設定変更だけでサーバと通信させられることです。具体的には、サーバの仮想IPアドレスとしてLBのIPアドレスを指定していたところ、実サーバのIPアドレスを指定するのです。

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