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カテゴリ:7.リンク層(L1,L2) > 7.11 回線サービス

女性腕組みWANの体系
アナログ電話、ISDN、ADSLの仕組みについて
光回線(Bフレッツなど)とADSL
広域イーサネット
・IP-VPN
ISDN
フレームリレー(FR:Frame Relay)
WiMAX
MPLS(Multi Protocol Label Switching)
マルチホーミング
オーバーレイネットワーク(overlay network)

以下の各レイヤにおける、WANのサービスを述べよ。
.譽ぅ1
▲譽ぅ2
レイヤ3
女性指差し 

WANなので、専用線とか、広域イーサネットとか、そのあたりですね。
その通り。
.譽ぅ1 ※厳密にレイヤ1というべきかは微妙
 専用線、ISDN
▲譽ぅ2
 広域イーサネット
レイヤ3
 IP-VPN、インターネットVPN

※パケット交換網、フレームリレー、ATMサービスは、今では使われないし、試験でも問われないので割愛。

情報処理試験で出題されるWANは、基本的に以下の3つ。
1)IP-VPN(NTTコムのIP-VPNサービスなど)
 キーワードはMPLS。MPLSにより、高速な通信と、グループ分けをしている。
2)広域イーサネット(NTT西のビジネスイーサなど) 
 キーワードはVLAN。タグVLANにより、異なる利用者をグループ化している。
3)インターネットVPN 
 キーワードはIPsec。上記の2つは月額費用がかなり高い。そこで、ベストエフォート回線を利用し、安価にネットワークを構築する。
 しかし、セキュリティのリスクがあるため、IPsecによって暗号化する。また、ネットワークの信頼性は上記の2つに比べると落ちる。
女性ほおづえ

1)IP-VPNと2)広域イーサネットの違いがいまいちわかりません。
試験では、両方のネットワークが出題されますが、どちらも同じで考えています。
両者の違いのイメージとしては
・IP-VPNは全国をルータ接続する。広域イーサネットは、狭いエリアを高速スイッチで接続する。
・IP-VPNはルータを使ってL3でルーティングするのに対し、広域イーサネットは、スイッチを使ってL2でスイッチングをする。

試験での構成図を見てもらうと、IP-VPNの場合、網に接続する機器はルータで、広域イーサネットの場合はL2スイッチになっていると思う。

現実のサービスとしては、料金や帯域の違い、通信できるプロトコルの違いなどがあったが、両者の違いは少なくなってきているのが現状である。

■参考
応用情報のシラバスには「通信サービス」として以下の記載がある。
シラバスは網羅的に記載があるので、全体像を理解するにはいい。しかし、試験での優先度が違うので注意が必要。たとえば、ATMと広域Ethernetは同列に書かれているが、前者は試験では全く問われず、後者は毎年のように登場する。
(5)通信サービス
代表的な通信サービスの種類,特徴,機能,利用条件,サービス選択上の留意事項を理解する。

【用語例】 専用線サービス,回線交換サービス,パケット交換サービス,フレームリレー,セルリレー,ATM,IP 電話,ADSL,xDSL,FTTH,モバイル通信,衛星通信サービス,国際通信サービス,広域Ethernet,IP-VPN,ベストエフォート

・どれも同じ2Wの電話線(銅線)を利用する。
・電気信号を送受信してデータを流す。
・アナログ電話の場合、アナログで電気信号を送受信する。
つまり、1V 2V 3Vと電圧を変化させるとそのまま1V 2V 3Vとして受け取る。
・ISDNやADSLの場合、デジタル信号として送受信するので、5V以上は1、それ以外は0などと取り決めがあって、その変化をつかって010111というデジタル信号を送る。
・アナログもデジタルも利用している線も仕組みも基本的には一緒だが、上記の点が異なる。
・アナログは4kHzまで、ISDNは320kHzまで、ADSLはかなりの高周波数まで利用する。が、ISDNとADSLの周波数帯が一部重複するので、ノイズが発生する。

◆参考情報
f(周波数)=v(速度)÷λ(波長)

アナログ電話線を使った全二重通信

AさんとBさんが縄を持ってます。両方から波を送れますか?
送れますよね。周波数(波長)を変えれば、干渉せずに両方から送れますね。
それと一緒で、アナログ電話線を使って、全二重通信はできます。
ただ、周波数(波長)が同じであれば、干渉します。きちんと伝えられません。

・アナログ電話
上りと下りで分けるほどの周波数帯が無いので、そのまま送受信してます。当然干渉します。でも、自分が送ったデータをマイナスして受信するので、相手の声もきちんと伝わります。

・ISDN
ピンポン伝送しています。卓球のピンポンと同様に、交互に送信ですね。
TCM(Time Compression Multiplexing)とも言うそうですがTDMですね。

・ADSL
上りと下りの周波数を分けているので、干渉しないですね。

・LAN
物理的な線を分けてます。12が送信36が受信です。SDM(空間分割多重)ですね。

女性目閉じる
社内LANがWANも含めて構成されていると思えばいいし、実際にそうである。
網内にもスイッチが存在する。

では、いくつか質問

Q1.同一セグメントで構成した場合、ブロードキャストパケットは届く?
A1.Yes 届きます。

Q2.通常のLANはイーサネットケーブルで構成されるが、広域イーサネット内は?
A2.光ケーブルで接続されます。拠点にはONU(場合によってはEAコンバータなど)からLANにつなぎます。

Q3.光ケーブルは遠くまで届くことはわかる。でも、LANということはイーサネット。伝送距離は100Mのはずだが?
A3.全て全二重通信にする。つまり、衝突検知(CSMA/CD)を行わないことで、長距離を可能にしている。

・ 過去問では、ISDNのチャンネル種別に出題があるので、以下で整理する。
【H18NW午前 問43】
ISDNのチャネル種別に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア 一次群速度インタフェース(23B+D)のBチャネルは、チャネル速度64kビット/秒で、ユーザ情報の転送だけに用いる。
イ 一次群速度インタフェース(23B+D)のDチャネルは、チャネル速度16kビット/秒で、ユーザ情報と呼制御用信号の転送に用いる。
ウ 基本インタフェース(2B+D)のBチャネルは、チャネル速度64kビット/秒で、呼制御用信号の転送だけに用いる。
エ 基本インタフェース(2B+D)のDチャネルは、チャネル速度16kビット/秒で、ユーザ情報の転送だけに用いる。

・ファントム給電:ISDN回線は、通常の電話回線と同様に給電している。よって、停電時でも通話ができる。この給電をファントム給電といい、420mVである。
ただ、DSUの電源が落ちていると駄目だと思う。

・過去問では、フレームリレーに関する説明として、「セルリレーの論理多重機能と同様に、1本の物理回線上で複数の相手との通信が可能である。(H19NW午前問 42)」と述べている。
・過去問では、DLCIの説明として、「フレームリレーにおける論理経路の識別子を示すもの(H16NW午前問 34)」と述べている。
・DLCI、CIRなどのキーワードがある。
・FRに関して書き出すとかなりの量になるが、今後は出題されないと思うので、あまり書くつもりはない。

・過去問ではWiMAXに関して、「広帯域無線アクセス技術の一つで、最大半径50kmの広範囲において最大75Mビット/秒の通信が可能であり、周波数帯域幅を1.25〜20MHz使用するという特徴をもつ(H21春AP午前-問35)」と述べている。
・無線LANはせいぜい100m程度であるが、WiMAXは最大半径50kmというとんでもない距離をカバーする。また、無線LANは基本は屋内であるが、屋外での長距離利用という点で画期的である。よって、WiMAXはADSLや光ファイバーが届かないラストワンマイルのエリアに向いている。
・KDDI系のUQコミュニケーションがサービスを提供している。WiMAXの事業者は、電波を利用するので誰でもがなれるわけではない。競争の結果、KDDI系とウィルコムの2社に権利が与えられたが、ウィルコムは経営が行き詰まり、実質UQだけ。
・速度は魅力であるが、エリアのカバー率が悪く、同様の無線サービスとしてはイーモバイルには大きく水をあけられている。技術的には次世代とのつなぎ技術である。WiMAXで全国どこでもというサービスを提供するのではなく、世間で言われるように「ラストワンマイル」向けに活用されるのが良いかもしれない。
・IEEE802.16
・WiMAXも3.9Gの規格としてITUに認定された。

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