フレームフォーマットを確認しましょう。
その前に、今はどの部分を見ているのか、L2のイーサネットフレームから順に理解しておきましょう。

毎度のことですが、Wiresharkでキャプチャして確認しましょう。以下は、ブラウザからyahoo!のサイトを見た場合のキャプチャです。実際のデータを見ると、より理解が深まることでしょう。

TCPのヘッダに関して、過去問があるのでチャレンジしていただきたい。はっきり言って難しい。とても午前問題とは思えない。
正解:イ
その前に、今はどの部分を見ているのか、L2のイーサネットフレームから順に理解しておきましょう。

項目 | 長さ(bit) | 説明 | |
1 | 送信元ポート番号 | 16 | |
2 | 宛先ポート番号 | 16 | |
3 | シーケンス番号 | 32 | ・0から始まるわけではなく、コネク ション確立時に乱数を用いて決定 される。 ・取りうる値は、32ビットなので、 0〜2の32乗-1。これにより、パケ ットの順番を制御する。 |
4 | 確認応答番号 | 32 | どのデータまでを受け取ったかを示す |
5 | データオフセット | 4 | TCPヘッダの長さを示す |
6 | 予約 | 6 | 将来の拡張のために予約されている |
7 | フラグ | 6 | ・順にURG,ACK,PSH,RST,SYN, FINフラグがある。 ・URG(Urgent)は緊急を示す。緊急 で処理すべきパケットの場合は、 URGフラグを1にする。 ・ACKとSYNは3ウェイハンドシェイク で利用するから有名ですよね。 ・RESETは強制終了で、IDSなどで TCP通信を強制切断する際に利用 するフラグ。 ・FINは3ウェイハンドシェイクを終了 させるときに利用する。 |
8 | ウィンドウサイズ | 16 | ウィンドウサイズを指定 |
9 | チェックサム | 16 | |
10 | 緊急(Urgent)ポインタ | 16 | URGフラグがONの場合、ここに緊急 データのサイズを指定できる。 |
11 | オプション | 可変 | 省略可 |
12 | Padding | 可変 | 詰め物。省略可 |

TCPのヘッダに関して、過去問があるのでチャレンジしていただきたい。はっきり言って難しい。とても午前問題とは思えない。
【H19NW午前 問30】 TCPのデータ転送に関する記述のうち、適切なものはどれか。 ア ウィンドウサイズはACKを待たずに送信できるデータ量で、ネットワークごとに一定の値が決められている。 イ 順序番号は送信データストリーム中のセグメントのオクテット位置を示し、0〜2の32乗-1の値をとる。 ウ 制御ビットフィールドの緊急フラグが有意のセグメントは、そのセグメントを緊急に送るべきであることを表すが、緊急データの長さを指定することはできない。 エ パケットの重複や順序誤りなどのエラーを検出するためにチェックサムの計算を行う。 |
正解:イ
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