ネットワークスペシャリスト - SE娘の剣 -

ネットワークスペシャリストの試験対策サイト(by 左門至峰の株式会社エスエスコンサルティング)です。ネットワークスペシャリスト試験の 勉強方法、合格体験談、合格のコツ、過去問解説、基礎知識などの情報を掲載します。試験対策セミナー・研修も行っております。 ネットワークスペシャリスト試験対策・勉強なら左門至峰の最も詳しい過去問解説「ネスペ」シリーズ(技術評論社)で!!

マルチプレフィックス問題

マルチとは”複数”などの意味だろう。プレフィックスはIPv4でいうサブネットマスクを意味するが、この場合はセグメントと思えばよい。マルチプレフィックスは”複数のセグメント”という意味になり、簡単に言うと、複数のIPアドレスということになる。IPv6で複数のIPアドレスを持つと、おかしなことになる問題がマルチプレフィックス問題である。
 NTTのNGNでは、IPv6の閉域ネットワークを構築する。ユーザがNGNのIPv6アドレスと、ISPからのIPv6アドレスを取得した場合に、NGNのIPv6アドレスからインターネットには出れないため、通信に不具合がでる。

※ここで補足。NGNはインターネットではなく、アクセス回線である。ISPでもない。インターネットはベストエフォートであり、NGNは品質保証(が中心)であるため、両者が今後どのように融合していくのか楽しみである。

対処に関しては議論が紛糾しているようす。

いくつかの案が出されていたようだが、残った案は次である。

①ネイティブ方式:IPv6のアドレスを、NTTのNGNのIPv6アドレスに一本化する。IPv6の各ISPへの接続は、すべてNGN経由にする。そうすれば、各端末にはIPv6が一つになるため、そもそもマルチプレフィックス問題が存在しないことになる。ただ、プロバイダからすると、すべてNGNを経由されるのは嫌だ。なぜなら、通信をすべてNTTに握られてしまうからである。

②トンネル方式
家庭につけるホームゲートウェイ(HGW)にて振り分けを行わせる。その際、足回り回線としては(フレッツADSLなどのように)NGNを使わざるをえないが、NGN内はホームゲートウェイとISPがトンネルを張る。
技術的に複雑なのと、HGWのコストなどの問題がある。